2014年03月06日

『弥勒』篠田節子

『女たちのジハード』
『ゴサインタン』が面白かったので、
長いけど全部読んだ

新聞社に勤める、展覧会などを主催する仕事をする主人公が、中国・インド・ネパールの奥地(フィクションの国らしい)秘境の秘仏の行方が気になり、
正式なルートでは入れない国へ自ら乗り込み(出張のついでに?)
拘束され、大変な目に合う
食べ物はおろか、まともな住まいもなく毎日重労働に駆り出され、監視され、病に倒れ、まわりはどんどん亡くなっていくし、主人公も何度も死にかけるが、(死んだら物語終わるし。)
とにかく考えうる以上に過酷な人生へと進んでゆく。
理想の社会や信仰のあり方などいろんな問題提起があり、
とても重い小説・・・これが全部創作ってすごい。
宮尾登美子が満州から引き揚げてきた苦労話
『仁淀川』で見たような生活

興味本位でどこにでも行くと大変な目に遭います
いろいろ問題はあるにせよ日本がどれほど幸せで恵まれているか実感できる
毎日周りに感謝を忘れずに生きていこうと思う。

重いけどやっぱり読むのをやめられない
この人の話を読んでいると小説家など誰にでもなれるわけではないと思い知らされる。
posted by キャサリン♪ at 21:00| 大阪 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 書籍・雑誌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年03月04日

『ゴサインタン』篠田節子

豪農の跡取り息子40歳が見合いするも話がまとまらず、アジア人の若い女を妻にしようと実行するところから始まる、
よくあるアジア人嫁の話かと思ったら、
嫁はネパールのさらに北のはずれ
(ゴサインタンという山の麓の村)から来た、言葉も通じない、食べ物や風習も全く違う、工場で働くとだまされて連れてこられた女性だった
そして農家の姑と夫にいじめられて心折れて逃げ帰るかと思ったら、
神がかりになり、教祖になり、夫から財産のすべてを奪い、(奪うというか、捨てるしか救われる道はないと説く)
怪しい新興宗教と思われる比喩も登場し、
宗教の行きつく先、人生の救いとか幸福とか、人間の生きていく上での価値観を突き付けてくる、
徹底的に救われない話
でも先が気になって、やめられなくてどんどん読んでしまう。
最後は主人公にとってはハッピーエンドなのか?
農家の嫁問題・宗教ほかいろんな問題を提起しており、
長いけど夢中になって読める
posted by キャサリン♪ at 20:00| 大阪 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 書籍・雑誌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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