『悪名の棺』笹川良一伝 工藤美代子
もと、日本船舶振興会
今、”日本財団”を作った人の伝記みたいな、
私が子供のころ、
”人類はみな兄弟”
”一日一善”
なんていうコマーシャルが毎日のように流れていて、
(アニメ『一休さん』などのスポンサーだったそう)
そこでニコニコしてた、ギョロ目のお爺さん
何をしてた人なのかあまりよく知らなかったけど、
『日本の黒幕』
『戦後のフィクサー』
『右手で儲けた汚れた金を、左手で慈善事業に使う』
などのレッテルを貼られ、亡くなった時の新聞記事にも、
ロクなことを書かれなかった人だが、
戦争責任を取って死刑になったり拘留された人(戦犯)や、その家族のために尽くし、
ライ病撲滅のために力を尽くしたり、
競艇を始めたのも、恵まれない人のためにたくさんの費用が必要だったからという、
自身は粗食を通し、風呂の湯は常に半分だけ、トイレの紙は一枚を半分に切ってとか、
子供にはロクな財産を残すこともなく、
日本の福祉のため力を尽くした一人であったという事実
日本財団は娘がお世話になってる作業所のバスを複数台寄付してもらっているし、
よその老健施設などの送迎車でもよく見かける
実際良い部分だけを抽出して書いてる部分もあるかと思うが、
”大金を人のために使う”
ということに抵抗のある人から嫉妬され、マスコミなどの敵が多い人だったのだろう
もっと見直されてもいい人の一人だと思った。
2012年01月22日
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