2004年10月19日

『ずぼら』 田辺聖子

多分私は、小説の中では、田辺聖子さんが一番好き
(多分が付くところが危ういけど、その日の気分によって変わることもあるし・・・)
で、『タイトルを挙げるとしたら何?』
って聞かれても、これ!っていえないところが辛い。
強いて言えば、『みんな好き』
っていうことにしておこう。
(だけどあまり難しいのは眠くなるのでどうかな・・・?)
小説家になる前は大阪でOLをなさっていたということで、
特に30代前後の働いている女性の、大阪弁の恋愛を描いたものが好き。
『大阪弁で愛を語る』
って、ありえないと思いがちだけど、大阪生まれ、育ちの私にしたら、
標準語の小説やドラマって、”どこかよその、美男美女の世界”
って感じがするけど、大阪弁だとなんかリアルに心に迫ってくる。
そして、大阪人らしく、ちゃんとボケてつっこむところがあるので、
『聖子さん素晴らしい????!!』
って拍手したくなる。
 
これは短編集なんやけど、
 「あのパートの人も五三、四でっしゃろ。あのトシでねえ。呆れまっせ。
 ご主人は知りはれへん。もう七十近いかいなあ、年が年やからご主人が先に死にはるやろ、
 死んだら不倫相手といっしょになるねん、いうてはり切ってはるらしい。
 いまハヤリの、丸木橋の何たら、いう、ええトシこいた男や女の恋愛小説そのままや、
 いうて感激してる人も居りまっせ、けったくそ悪い」
 ひょっとしたら「マディソン郡の橋」のことであろうか、しかし私はその小説を読んでいないので、
 「丸木橋の何たら」いう小説と同じかどうか、たしかめるすべもない。

                          『ずぼら』より、『りんりん』

この『丸木橋の何たら』で、
家じゃなく、人の多いところの中で読んでいたのだけど、
思わず大笑いしてしまって、困ってしまったくらい。
この辺のセンスが好き、というか、たまらないのよね??!
大阪弁で言うと、深刻なことも笑い飛ばせるみたいなところもある。
しんどいとき、へこんだとき、元気が出る(と、思う)ので、
田辺聖子さんの小説、読んでみてください。(^▽^)/
posted by キャサリン♪ at 18:16| 大阪 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | 書籍・雑誌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
戦争に震災に、幾多の辛苦をずぼらで切り抜けて来られた
田辺聖子さんの優しく賢いたたずまいは私も大好きです
田辺さんの他では椎名誠さんんも大好き
地震の前だったけれど、偶然、図書館で笑える本を読みたくて
椎名本を借りてきました。
地震なんかに負けるもんか、笑うぞ(^◇^)
Posted by テオ at 2004年10月25日 12:43
テオさん、このたびは大変なことでしたね
だけどそんな中でも、
しっかりご飯炊いて、"千おにぎり”を作ったり、
>地震なんかに負けるもんか、笑うぞ(^◇^)
と、力強いお言葉!素晴らしいぃぃ????!!

何も出来ませんが、せめて笑っていただけるように、
私も更新がんばりますね。
椎名誠さんも面白いのですか?
今度借りてみますね。

テオさん、新潟の皆さん、
く( ̄△ ̄)ノガンバレェェェ!!
Posted by キャサリン♪(テオさんへ) at 2004年10月25日 18:39
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス: [必須入力]

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]


この記事へのトラックバック