2021年10月16日

『灯台からの響き』宮本輝

夫婦2人で営んでいた中華そば屋の店主が、急に妻に先立たれ、引きこもりになってしまった後、
数年前に妻宛に来たハガキから灯台巡りの旅を思い立ち、
ハガキにまつわる謎を解き明かしてゆき、
店の再開を果たしてゆく
(中華そばを作るのは、飲食店を営むのは、こんなに大変なのだと思い知る)

あらすじではこんな感じだが、宮本節でどんどん読み進んでしまう。
登場人物の多くが同年代というところと、
物語の核となる日御碕灯台には、
登ってはいないけど、近くまで行ったことがあるので親近感
(時間のある人は過去ログをご覧になるとあります)
灯台巡りでなくてもよいから旅に出たくなる本
ひとことで言うと、大したことは何も起こらないのに面白いのよ。

posted by キャサリン♪ at 16:36| 大阪 ☀| Comment(2) | 書籍・雑誌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
何か月か前に読みました(^_^)v ほんとラーメン屋とか中華そばや屋さんを営むのは大変だぁ〜(ボクには絶対無理じゃ〜)とつくづく思いました。

それとそれと・・・「類」のドラマ化の件、”主役の類役には藤井風さん”案には大いに賛同します!
マジな話、彼にはいずれ役者のオファーがくるような気がします。
(でも音楽以外のことにエネルギー費やしてほしくないし、過酷な現場であの長い指でも怪我したら一巻の終わりなので、ファンとして賛成はしかねます)
Posted by あまちゃん at 2021年11月06日 15:51
読まれましたか?
さすが宮本輝!最後まで飽きさせずに面白かったですねー
”毎日床から換気扇までピカピカに”
というのが私にはとてもハードルが高く(;^_^A
ほんと外食にもお店の(中の)方にも感謝ですね〜

類本人の著作『鴎外の子供たち』借りて見てるんですが、写真では、背は高いかもしれないけど
小倉一郎(久寛ちゃうよ(;^_^A)さんみたいな容姿でした。
今ならユーチューバーとかで人気が出ると思いますが、あの時代では生きにくかったでしょうね・・・

ホントPVでの風さんの演技力はすごいですね(うっとり)
しかし俳優のオファーがあっても海外(アメリカ?)向けの音楽活動に忙しくなられるのではと予測します(、に一票(;^_^A)
Posted by キャサリン♪ at 2021年11月06日 22:53
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